1964年に東京オリンピックの柔道会場として建築されました。設計した山田守は他に京都タワーやお茶の水の聖橋も手がけています。八角形の意匠は法隆寺夢殿をモチーフにして会場と客席の距離を最適化したもの、屋根の稜線は富士山をイメージし、中心の擬宝珠は「魔除け」として橋柱などに使われているものを活かしたそうです。
でも、屋根の天辺に擬宝珠を配置している建物って他に知りません。かなり勇気ありのデザインですよね。
ちなみに古くて恐縮ですが、武道館の擬宝珠といえば爆風スランプの「大きな玉ねぎの下で」。この歌、デビュー1年3ヶ月で武道館講演が決まった時、満員にする自信がないので「空席があっても言い訳になるような」歌詞を作ったそうです。でも実際には満員御礼だったとか。
写真は子どもたちと擬宝珠。昨日はギネスブック入りした河村隆一のコンサートをやっていました。Lumix GF1で撮影。
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