2007年7月5日木曜日

繰出し式鉛筆

家電メーカー シャープの創業者早川徳次氏がシャープペンシルの発明者というのは良く知られています。

間違いではないのですが、私は少し勘違いしていました。早川氏が発明したのは「金属製繰出鉛筆(早川式繰出鉛筆)」というものです。1915年に特許を取っています。
(1) その前からセルロイド製の繰出鉛筆等は存在しており、機構自体を発明して訳ではない。
(2) 繰出鉛筆とは軸を捻ると芯が出てくるタイプのペンで、現在普及しているノック式(ペンの頭を押して芯を出す)は1936年にモンブランから発表されたもの。
(3) 発明後の関東大震災(1923年)で家族・工場を失った早川氏はその権利を日本文房具に売却している。

私は今、Farber-Castellのシャープペンシルを使っています。持ちやすい三角軸のノック式で、0.7mmのしっかりした芯はとても良い書き心地です(今の芯を使いきったら2Bに替えたい)。

0 件のコメント: