2009年2月20日金曜日

Palm OS

ちょっとマイナーなコンピュータの話を。

私が最初に買ったPDA(携帯情報端末)はPalm Vxでした。Palm本社が満を持して開発した日本語版Palm OS4がインストールされた、薄型軽量のPDAで、発売された2000年4月に新橋駅前で購入しました。
それからCrie PEG-T600Cを2台、Crie PEG-TH55に買い替え、2006年にジュネーブに転居する直前まで、Palmが手元にない日はありませんでした。

先日、Palm Inc.が今後Palm OSを使ったPDAを開発しないことを発表、事実上Palm OSのPDAはこの世から消えることになりました。

Palm OSの素晴らしさは、何と云ってもその動作の軽快さと、自分でカスタマイズ出来る自由度でした。今iPod touchを使っていても、予定表にたどり着くまでの手数の多さにイライラし、メモの取りづらさにウンザリし、その使い勝手の悪さを自分でカスタマイズ出来ない融通の無さにガッカリします。なんとPalm OSの完成度が高かったことか...。

とは云え、PEG-TH55は既に修理保証期間が過ぎ、Palm Desktopはインテルマックに対応していません。時代が求めるものが変わっていき、自分はそれに対応出来ていないだけなのかもしれないと思う今日この頃です。

写真はソリで滑走する次男、Canon EOS 5D MarkIIで撮影。

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