コンピュータで有名なNECが本格オーディオ製品を出していたと聞いて意外に思われる方もいるかと思いますが、採算を度外視した凄まじい物量投入による力強い音は、当時のオーディオファンを驚かせました。作れば作るほど赤字がかさむため、200台余りを出荷して、アッと云う間に生産中止となりました。
一方で音質最優先の設計のため、非常に使いにくいという一面もありました。特に、異常なほど天板が熱くなることと、蛍光灯のスイッチを入れると途轍もないスイッチングノイズを発生するのには閉口しました。
今でも探している方はいるんじゃないでしょうか。一番思い出に残っている機種です。
2 件のコメント:
この当時は、いかに重量のあるアンプを探すか?が勝負でした。正確なスペックはわからないけど、おそらくこのA10は30キロ前後あったはず。その割には、つまみは小さく、とくにメイン・ボリュームは毎日くるくるといじっていないと、音量を上げ下げする際に「がり」とノイズが出たりした。メーカーの発想は評価するが、完成度はいまいちかも?、そんな感想です。
ともあれ、池澤家のオーディオ道の一時代を築いた、忘れ難い名器であることに違いありません。
ぜひ、池澤家初代オーディオの「テクニクス」の機種(ブラック・フェイス)も探し当てて下さい。
コメント:兄
はい、僕らのファーストオーディオを見つけました。どうも上級機種のようですが、懐かしいでしょう?
今、探しているのはDENONの小型スピーカーです。型番を思い出せないので、難航中。
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