私が見た数人だけで全てを判断しては行けませんが、少なくとも私が楽友協会で見た中国人は凄かったです。
後ろに座った中国人はEOS5D MarkIIを持っていました。私がホテルに置いてきたカメラと同じです。そして、その人は演奏中にかの大型一眼レフのシャッターをいきなり押したのです。「キシャン!」モーツァルト演奏中のホールに響き渡りました。
右前の中国人は、双眼鏡を持ってきていていました。前に座っている女性の髪に触れる勢いで双眼鏡を突き出し、演奏家やホールを観ていました。そして飽きたのか、カバンの中からミネラルウォーターのボトルを取り出して飲み始めたのです!その後寝ていました。
左前の中国人も双眼鏡を持っていました。奥さんが使い方判らず悩んでいると、ご主人の方がほぼ日常会話を同じ声で使い方の説明を始めました(奥さんが慌てて制止してました)。
隣の中国人は、2台のデジタルカメラと1台のビデオカメラを交互に取り出して、演奏中ズッとファインダーを覗いており、演奏を全く聴いていませんでした。
コンサート自体がバケーションシーズン向けのカジュアルなものだったので、まあそんなに目くじらを立てなくても良かったのですが、本当に驚きました。
普段クラシックのコンサートに行かない方なのかもしれません。でも、知らずに不作法をしてしまうかもしれないことは事前に予測できるし、周りには多くの欧米人がいるのです。その人たちの様子をちょっと気にしているだけで、自分がどうすればいいかは判る筈です。
自分の常識が世界中どこでも通用するなんて思っちゃいけない、と肝に銘じた夜でした。
写真は楽友協会でなくオペラ座の観客席。Canon EOS5D MarkIIで撮影。このカメラのシャッター音、あまり評判良くありません。
追)ウィーンの写真を整理しました。人が多い街は、落ち着いて写真が撮れません。結局スナップ写真が多くなってしまいました。
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