そこは肴も美味く、特に蛍烏賊の沖漬が絶品でした。全く臭みのない蛍烏賊をキモと一緒に漬け込んで、半冷凍にしてあります。最初の一口はシャリシャリとシャーベット状、その後キモの苦味が口に広がり味がグッと深まります。これと一緒に店のお奨めの地酒を一合コップで飲る。今思い出しても垂涎ものです。
気が付いたらお店は無くなっていました。その後幾つものお店で蛍烏賊の沖漬を試していますが、あんな逸品には出会えていません。また食べたいなぁ。
写真は、ジュネーブ旧市街の市庁舎中庭で演奏を披露するトランペット隊。Canon EOS5D MarkIIで撮影。
2 件のコメント:
確かにアレは絶品だったな。
「緑川」は決して高級な店ではなかったけど気の合う友人と気取ることなく美味い肴を前に酒を酌み交わすことのできるとてもよい店だった。僕もよく覚えているよ。
僕らの他はネクタイ締めたサラリーマンばかりで、何時も混んでいたけど、居心地の良い店だったね。海外に居て、たまに猛烈に恋しくなるのは、ああ云う店と肴だ。
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