少し間があきましたが、Bordeaux旅行の続きを。
その前に、9月3日の「ワイン」を修正しました。買ってきたワインの説明を追加してあります。
St. EmilionはBordeauxから西に車で30分ほどにある小さな街で、聖エミリオンとその弟子たちが創った地下教会とその街並みで世界遺産に登録されています。
まずは観光バス(汽車の形をしたミニバス)に乗って葡萄畑を巡ります。石灰岩の丘の上に街があり、その周辺を葡萄畑を取り巻いているのが良く判ります。砂や粘土が薄く張っている下に石灰層が見えており、St. Emilionのテロワールの特徴を確認することが出来ます。
続いて地下教会(Église Monolise)のツアーです。聖エミリオンが隠棲したと云われる洞穴とカタコンベ(地下墓地)、地下教会を観光局の方の案内で見て回りました。印象的だったのは洞穴に彫ってある聖エミリオンの像の時代検証がいい加減で彼の姿を全然伝えていないという話しと、フランス革命で価値を否定されて放置されていた(教会ごと売ろうとしたが誰も買い手がつかなかった)という話でした。
地下ツアーから出てきたら怪しげな雲行き、中央広場にあるレストランの屋外席に着いた途端に雷雨になってしまいました。席を移してランチをとっている間に雨は止み、午後は一転カンカン照りとなりました。
シャトーツアーに申し込んでいたので再び観光局へ。観光局の奥にある参事会教会(Collwgiale St.-Pierre)の回廊でワイン生産について簡単な説明を受けてからバスでCh. Le Chateletへ。ここは96年の格付見直しでGrand Cru ClasseからGrand Cruに降格されたシャトーです。確かに味わいが柔らかく、昨今の流行とは少し違う造りでした。St. Emilionの格付見直しは色々物議を醸していますが、シャトーにとっては死活問題ですね。
最後に市内に戻ってワインショップ巡りです。街中いたるところにショップがあり、Petrus、Cheval Blanc、Ausoneがゴロゴロ売っています。結局入った時の第一印象が良かったショップでSt. Emilionばっかり4本購入。ショップのお兄さんがとても親切でFgeacの'04を試飲さえてくれました。長男もビックリの美味しさ!
そうこうしてSt. Emilionを後にしボルドー市街へ。更にワインショップを何件か廻りました。
Magnum というお店には日本人スタッフ(佐納さん)がいて、地下のオールド・ヴィンテージワインを見せてもらいました。「ユーロが値上がりしているので最近のヴィンテージでは日本の方が安かったりすることがある。やはり最高の状態で保管されているオールド・ヴィンテージを買って行って欲しい」という説明に納得し、80年代のSt. Julienを購入しました。
旅行4日目は、とうとうMedocシャトーツアーです。次回に続く、請うご期待!
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