大漢和辞典と三菱

諸橋轍次といえば、世界最大の漢和辞典である大修館書店『大漢和辞典』の編者である漢語学者の泰斗。

実は大修館から依頼を受けた時、諸橋轍次は三菱岩崎家の静嘉堂の文庫長をしていました。後に東京教育大漢文科の学生たちと編纂を行うことになりますが、初めの取り掛かりは清国四大蔵書家の一人陸心源の蔵書を引き継いだ静嘉堂の資料だったそうです。

ちなみに諸橋轍次の息子の諸橋晋六は三菱商事の社長・会長を歴任し、現在静嘉堂文庫の理事長です、へ〜ぇ。

写真は初日の出の長女。Canon EOS5D MarkIIで撮影。