2007年11月1日木曜日

フーコーの振り子

フーコーの振り子というのをご存知でしょうか。

長いヒモに付けた振り子は、地球の自転のために少しずつ角度を変えていくと云うものです。これは地球の自転を目に見える形で初めて証明した実験で、1851年にフーコーによって行われました。

なぜ振り子が角度を変えていくかと云うと、振り子自体は真っ直ぐ動いているのですが、地面が動いているので結果として振り子が動いているように見えるからです。これをコリオリの力と云います。台風の雲が渦を巻いているのもコリオリの力が原因です。

ただの振り子で地球の自転を証明して見せる、なんとも小気味の良い話なので、私はフーコーの振り子が好きです。

今回のドイツ旅行で、たまたまミュンヘンのドイツ博物館で見つけました。東京では国立科学博物館に実物があります、私の説明で納得いかない方は是非。

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