2011年4月23日土曜日

震災で思ったこと

東日本大震災は現在進行形で危機が続いており、僕のような素人が何か云うべきではないのですが、一つ思いついた由無し事を。
(被災地で避難所生活をしている方々のご苦労は僕には計り知れないので、ここは僕が住んでいる東京の話として聞いて下さい)

「日本人は忍耐強い」と世界の称賛を浴びる一方で、首都圏などで水や食料の買い占めが起こったことが、違和感があり気になっていました。どうしてこうも極端な行動パターンが出てしまうのか、それが日本人の特色なのか。

でも良く考えたら、日本人は我慢しているというより、今までの贅沢を削って普通に戻しているだけなんですよね。
震災直後でも24時間コンビニは開いているし、本数は減らしても電車はキチンと動いている。だから暴動を起こす必要なんてない。一方で、普通の生活が危ぶまれるような状況、例えば計画停電や飲料水規制、ガソリン不足などに対してはすぐに動揺する。
世界には、これ以上少しでも我慢を強いられたら生きていけないギリギリで生活している人たち/国が沢山あります。その人たちと日本人では、環境が全然違うのです。
「日本人の美徳」みたいに政治家・評論家・メディアが持ち上げるのは、どうかなぁと思ってしまいます。

写真は、ロワールのブロア城。こちらもガーゴイルがニョキニョキと。Canon EOS5D MarkIIで撮影。

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