2009年10月10日土曜日

張猛龍碑

色々な書体の中で割と好きだったのは楷書です。

近代の宮島詠士が大好きで、師の張廉郷から張猛龍碑のみをひたすら臨書するように命じられたのは有名な話です。その影響で私も張猛龍碑の全臨を何度もやりました。

うーん、ちょっと細いかなぁ。宮島詠士の臨書がこれ位の太さだったので、その影響でしょうか。

Canon EOS5D MarkIIで撮影。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

拓本からの臨書であるならば、これで素晴らしい。創作の場合は、宮島などの書作だと、巧みな「滲み」の技が随所に多用される。研ぎ澄まされた「鋭さ」のなかに、よどんだ墨の「ぼかし」があればこそ、そのコントラストによって、「鋭角」がより明瞭に浮き彫りとなる。犬養木堂然り、上條信山然り。
コメント:麻布学園書道部名誉部長

takeshi307 さんのコメント...

この習作は毎日半紙2〜3枚の臨書をしていったものだから、「創作」と云う意図はありませんでした。宮島詠士の線の重さと鋭さを、張猛龍の臨書を通して少しでも得たいと模索していた時期です。
犬養木堂、中林悟竹、副島種臣など、明治の能書家の字には骨がありましたね。
コメント:麻布学園拳玉研究会名誉会長